SNSから離れる|デジタルデトックスに挑戦しました

書こう書こうと思っているうちに、もう3週間くらい前の話になってしまいましたが…。

先日、デジタルデトックスに挑戦してみました。

理由は、なんとなく慢性的な疲れが取れていないと感じていたからです。

実は、SNSに限らず、スマホから得る刺激ってすごく多くて、検索エンジンのニュースで心を痛めたり、知らなかったことを知りたくなって調べてしまったり、SNSでワクワクしたり、ちょっと怖い話がバズっててビクビクしたり。

面白そうなドラマがあれば観たいと思うし、気になる本があれば読みたいと思う。

こうした気持ちが積み重なると、なんだか終わっていないタスクがたくさんあるような気分になって疲れるのかもしれないと気づきました。

“積み重なっているな”という感覚です。

私にとってはこれが結構負担で、一度肩の荷をおろそうと思ってデジタルデトックスをすることにしました。

目次

そもそもの原因を知る

Photo by Nana Numoto

まずは、「なんで疲れてしまうのか?」を知るところから始めようと思い、何にスマホを使っているのか、どうやってスマホを使っているのかを意識するようにしました。

普段から仕事のためのSNSでトレンドチェックしたり、インタビューの準備をすることもあるので、仕事と地続きにSNSがある生活。

そして自分自身も、インスタグラムをほぼ毎日更新していました。(いつも見てくださっている方、ありがとうございます♡

投稿用の画像を作ったり、投稿するのにも時間を使い、移動時間はメールチェック、チャットチェック。
時には原稿の草案を移動中に思いついてスマホで入力していることもありました。

こういう生活の中で、ある時ふと「自分、下向いてる頻度高くない?」と気づくんです。

下をむているだけで腕も首も疲れるし、まずひとつ目は身体的な疲れがここからきているのだなと気付きます。

続いて、スマホの中にはいつも生活や仕事に直結したあらゆる情報があり、必要な情報を有象無象の中からピックアップすることが精神的な疲れに繋がっているのだと気付きました。

気持ちの切り替えがスムーズにできておらず、仕事スイッチがうまく切れていなかったことが疲れの原因になっていたように思います。

脱スマホのためにしたこと

とはいえ、突然スマホを触らなくするためにはかなりの工夫が必要でした。

Photo by Nana Numoto
  • ご飯作ろう→SNSでレシピ検索
  • 料理中のタイマー→スマホで設定
  • 読みたいニュースがある→ブラウザから検索
  • 乗り換え案内→アプリ
  • 勉強時間の記録→アプリ

何かあればすぐスマホを見る生活で、生活のほとんどがスマホと結びついてしまっていました。

まずはむやみにスマホを触らなくていいように、PCからできることはPCから、仕事のために必要な乗り換え案内やマップ情報は事前に調べてスクリーンショットしたりメモにまとめておくなどの工夫をしました。その場で検索することを繰り返していると、まとまった時間が取りにくくなるからです。

フォーカス機能で集中力をコントロール

中でも特に役に立ったのがフォーカス機能。

Photo by Nana Numoto

設定したアプリの通知以外をオフにしたり、決まった時間に自然と通知オフになる設定ができる機能です。

この設定でLINEやメール、仕事のチャットをオフにして作業時間をまとめたり、スリープモードにして続いているメッセージの途中でも時間で切り上げることができるようになりました。

それでも時々かいくぐってやってしまうこともありますが……。設定していると、していないでは大きく違うなと感じます。やっぱり通知がきたら見てしまうものなので、通知がこないだけで精神的に解放された感覚にもなりました。

勉強中の脱スマホ工夫

勉強するときもつい、理由をつけてはスマホを触ってしまうのでいくつか工夫しました。

普段、勉強時間や内容を記録するためにYPTというアプリを使っているのですが、勉強時間の記録という名目でひらいたスマホでTwitter見てたことは何度あったでしょう……。そういう愚かな行為をやめるために、開始時間と終了時間をノートの端に書いて、終了時にまとめてアプリに入力する方法へチェンジ。

余談ですが、誰かと勉強したりタイマーが目の前で回っていることが時間の無駄遣いの抑止力になったりするので、YPTのタイマー機能の他に、Study Togetherというサイトも活用していました。

このサイトは勉強する時の環境音を設定できたり、グループごとに一緒にライブ配信しながら勉強することも。ひとりでは集中できない時にスイッチ入れるために使っていました。(たまに海外の人と交流できて楽しい、チャットのしすぎ注意)

辞書や、文法の調べ物はiPadやPCを使うことで、ついふらふらと他のアプリに吸い寄せられたり、無駄にBGMを変えるのを阻止していました。BGM、変えがち。

物理的に身体からスマホを離して暮らす

すごいシンプルですが、物理的にスマホから遠くにいることも効果がありました。お風呂場には持っていかない、充電場所を遠くするなど、無意識に手に取る機会を減らすことも。

Photo by Nana Numoto

気持ちのスイッチが切り替えられなくて、ソワソワする時は電源も切っていました。

もっと困ることが増えるかな?と思ったのですが、意外と困ることは少なく、1分2分を争う連絡ってあまりないものだなと実感。そもそも、大切な要件って電話でくるので、チャットの通知がこなくて困ることはあまりありませんでした。

結局電源切って読書をはじめて5分後くらいには、調べたかった服の新作とか、Yahoo!ニュースの釣りタイトルのことって忘れてるんですよね。私が背負わなくていいことや、考える必要もないことまで考えたり、思いを馳せていたんだなと気付きました。

デジタルデトックスしてみて気付いたこと

まず一番は、上を向いている頻度が増え、気持ちや暮らしに余裕ができたことです。ストレッチしようかな、景色が綺麗だな、ちょっと時間があいたな、と感じることが増えました。上向くって思った以上に大切なんですね……。あなどっていました。

それから、こうした小さな気づきが行動に変わる頻度が増え、実際にストレッチしている時間や、あいた時間を読書やドラマ鑑賞に使うなど趣味に使える時間も増加。電源切ってバレエに行ったり、思い切って昼寝したり。寝る前のスマホ時間も減ったので、すごい寝れました。睡眠の質、良好。

気持ち的にも変化があって、自分はどんな意見なのかが整理された気がします。

特に、ツイッターなんかは問題提起になるような投稿が多いので、ついぐるぐる考えて「答え」を見つけようとしてしまうことが多かったです。

そういう時間ももちろん大切なのですが、世の中の全ての事象を自分が抱え込むことはできません。

限りある時間を「どの思考に使うのか」がクリアになったように感じました。

SNSを完全にやめていたわけではなくて、あくまでもスクリーンタイムを減らしていただけなのですが、SNSを見ている時間に無意識に感じている負担や疲れも減りました。

そして、このデジタルデトックスを通して仕事のやり方や、ライフスタイルの築き方の変化にも繋がったと思っているので、また別で記事にしたいと思います。

おわりに

こうして、私のゆるやかなデジタルデトックスは終わりました。

終わったといえ、これをきっかけにライフスタイルや習慣に変化がおきて、その後のスクリーンタイムも激減。結局、スマホとはいい距離感で暮らせるようになったと思います。

とはいえ、私はSNSで見るワクワクする情報や、素敵なクリエイティブ、趣味のための情報収集も大切な心の栄養になっていると思っている派です。SNSのおかげで知れたアーティストとか、クリエイティブとか、作家とか、バレエ情報とか、本当にたくさんありますし。

だからこそ、“付き合い方”でコントロールしないといけないんですよね。疲れるまでやるなってことを学びました。

今は、仕事もプライベートも含めて発信はやめたくないので、両立を目指しています。ブログも楽しく書くし、いいなと思ったものは「聞いて〜」って感じで共有したいし、逆にいいものをおすすめしてもらったらブクマして買いに走りたい。それはそれで楽しいからね。

上向いて、空を見て、秋のおいしい空気吸って。そんな時間も忘れないように暮らしたいから、これからもバランスのいい生活を心がけようと思っています。そんな小さな気付きの話でした。

Nana

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